中川 駿が Solar Spruce を立ち上げたのは2017年の春です。それまで9年間、産業用の大型太陽光発電所の施工管理をしていました。仕事自体は好きでしたが、現場が大きくなるほど、実際に使う人の顔が見えなくなっていく感覚がありました。ある日、工事中の農地の隣に建つ古い農家の屋根を見て、「あの家に合うシステムを、あの家の人と一緒に考えたい」と思ったのが、独立のきっかけです。
最初の2年は受注が少なく、点検の仕事を中心に食いつないでいました。その時期に愛知県内の住宅を100件以上点検して気づいたのは、「他社が設置したシステムで、説明不足のまま放置されているケースが多い」ということでした。発電量の見方がわからない、補助金の精算書類が届いていない、パワーコンディショナーのエラーに気づいていない。そういう現場を見るたびに、設置後のフォローを最初から設計に組み込む必要があると確信しました。